いつもの朝

 

 

目覚める時

いやその少し前

ほんのわずかではあるが

それは見える

 

雫に映る光のように

あるいは

遠い風の声のように

それは現れて

少しずつ

少しずつ

澱を残す

 

目を開ければ

愛おしさがまだ寝息を立ててる

そっと確かめるように触れて

ふたたび目を閉じて

口づけをする

 

名残惜しさをそこに置いて

大きく息を吸う

静かに声に出す

おはよう

 

 

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