殺風景な川の道を
どこまで歩こうか
名も無い草が揺れていて
空は少し明るくて
灯りがゆらゆら揺れている
遠くに聞こえる街の声
誰かが誰かを呼んでいる
軽い荷物と
重い言葉を
僕らは抱えて
黙って歩く
君が笑う
ゆっくりと歩みながら
僕を見つめて
その時僕は気づいた
月が出てる
君の顔が
白く澄んで
僕を照らす
僕を映す
もう眠る時間なのに
鳥が飛んでる
帰って行くの
見ていてあげるよ
君ももうおやすみ
大丈夫
手を握っていてあげる
少しおやすみ