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無題

無題

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痛い

 

 

真っ黒な爪

痺れた足先

曲がらない手指

発熱で寒気がする

睡眠薬でなんとか眠る

 

 

 

痛い

とても

 

 

 

なぜ耐えるのか

あなたがいないのに

 

 

 

だけど

もう無理だとは言わない

 

 

 

ただ耐える

あなたがいないのに

 

 

 

あなたと見た花は

まだ咲いていないらしい

 

 

 

この痛みの中で

うつくしさに何の意味がある

 

 

 

あなたはいない

ただ痛みだけがある

 

 

 

 

 

 

About The Author

coydog

コヨーテにも犬にもなれない。ここにある詩はある人への読まれない私信である。完全にゴミとして捨てる前の一時的な保管場所だ。