Photo credit: still.epsilon on VisualHunt
すすり泣く
俯いて
もう何も見えない
僕のこころ
傍にあなたがいると
勘違いした
いやわかっていた
役に立たないものは
必要ないと
僕のこころ
花が風に揺れて
笑いかけた気がした
あるはずのない魂に
賭けたのは僕だ
賭金は戻らない
僕のこころ
ぐしゃりと潰れて
跡形もない
役に立たないせいだ
どんな風に言ったところで
役に立たないからだよ
僕のこころ
もうとっくに捨てられて
もうすぐ砂になる
悲しいけれど
涙は出ない
ぼんやりと宙を見ている
あなたのこころが
美しくあるようにと
消えゆく僕のこころ
僕のこころ
ただのこころ