午後

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悲しい歌を歌うのはやめて

雨の音に耳を澄まそう

あなたは僕を置いて

出て行こうとしている

きつく唇を結んで

荷物をまとめてる

 

 

 

 

ふたりで雨の音に身を委ね

お互いに寄りかかった

あなたの匂いが好きだ

僕はいつも午後を待っていた

でもあの時にはもう

今日が来るのがわかってた

 

 

 

 

 

なんて言えば良いのか

わからなかったんだよ

どんなにたくさんの言葉を使っても

なにひとつしっくりこなかった

何に誓ってもいい

あなたの痛みを感じようとした

 

 

 

 

 

悲しい歌を歌うのはやめて

雨の音に耳を澄まそう

僕は自分にがっかりして

書いた詩をまるめて捨てた

もう一度だけ

あの日がまた来れば良いのに

 

 

 

 

 

僕は歌うのをやめる

外に出て雨に打たれる

振り向いても誰もいない

あなたが僕を忘れても

僕はきっと雨の中だ

あなたの言葉だけが響く

 

 

 

 

 

 

もう一度だけ

あの日がまた来れば良いのに