出血

朝が来て
朽ちかけた枯れ葉にも光が射す
道行く人の息は白く
誰もが俯きがちだ

 

内臓から血が流れているから
僕は立っていられない
心配事が多すぎて
君は腹を立てている

 

近頃は忙しすぎて
月を見ることも減った
夜に渡る風の匂いも
すっかり忘れてしまった

 

どんなに味わい尽くしたと思っても
苦しみには際限がない
哀しさも惨めさも寂しさも
果てしなく続いていく

 

今夜は手を繋いでいよう
朝が来るまで
君を笑わせるためになら
何だってするさ

 

若い頃は何でも知りたがって
無茶をして失敗をした
思えばずっと失敗ばかりで
考えてもわからないことだらけだ

 

もっと早くに気づいていれば
違う生き方をしたとは言わない
どうせ僕は失敗して
たくさん血を流してるのだろう

 

どんな世界に行けるとしても
そこで僕が笑っていたとしても
もしも幸せを口にしていたとしても
あの光がなければ意味はない

 

ただ

今夜は手を繋いでいよう
朝が来るまで
君を笑わせるためになら
何だってするさ

今夜は手を繋いでいよう
朝が来るまで
君を笑わせるためになら
何だってするさ

 

唸る機械の音だけが響いて
僕の部屋には何もない
窓から見える景色は平凡で
庭には花も咲いていない

 

もっと早くに気づいていれば
違う生き方をしたとは言わない
どうせ僕は僕のままで
同じように立ち尽くすのだろう

 

どうしてもわからないことがある
どうしてもできないことがある
僕は空の道を選ばず
地べたを這うことを選んだ

 

思わぬ落とし穴や邪魔が入って
それでも僕はお人好しだった
すべてを赦したことに
後悔なんかないさ

 

内臓から血を流していても
喉は乾くし腹も減るんだ
だけどまずはちゃんと立たなきゃ
君が支えてくれなくても

 

ただ

今夜は手を繋いでいよう
朝が来るまで
君を笑わせるためになら
何だってするさ

今夜は手を繋いでいよう
朝が来るまで
君を笑わせるためになら
何だってするさ