Photo credit: Brian Smithson (Old Geordie) on VisualHunt 

 

俺の鎖が切れるまで
あなたは待っているだろうか

 

君を見つめる時でさえ
陰鬱な翳があることに
君はずっと気づいていただろう

 

なぜ繋がれているのか
本当にはあなたは理解していない
それでも耐えてきたあなたは
その時まで
待っているだろうか

 

あなたの苦しみを
あなたに刺さる棘を
除けない俺は
あなたに値しない

 

足枷から流れる血も
ひとりぼっちの暗闇も
あなたがいると思えば
なんということはない

 

獣のような俺を
なだめたのはあなた
暴れることも叫ぶことも
強張って闇を見つめることも
俺はやめた
あなたの言うがままに

 

でも今の俺には
鎖を切る力がない
試練は俺をまだ
解放してくれない

 

不甲斐なさに打ちのめされ
悪い夢にうなされ
青い空を真っ直ぐには見られない
言葉を交わすことも
肌に触れることも
あなたを見つめることも
許されないのだろう

 

何も見えなくなっても
あなたは俺の目になると
そんなことできるだろうか
ただ信じるだけで
赦されることなどないと
声が聞こえる

 

あなたが待てなければ
俺はここで朽ちるだろう
小さな窓から月を見上げて
声もなく吠えるだろう
息が絶えるまで

 

そしてあなたは俺を忘れる
僅かな澱だけを残して

 

ああ今すぐにでも
今すぐにでも