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Photo credit: quas via Visual hunt / CC BY-NC-SA

 

 

眠るあなた

小さく開いた唇

僕はそっと口づけて

ふたりの夢を見る

もう何度も見たはずの夢

 

 

森の奥

小さな湖のほとり

あなたと僕の血が

静かに沈んだ岩肌に

苔は生して

その赤を黒へと変える

 

 

古ぼけた亡霊を雨は流す

何度も巡り

何度も降って

あなたは僅かに懐かしむ

僕は胸を暗くするけれど

あなたの美しさが

僕の心臓を照らす

 

 

そう

あなたはなんて美しい

 

 

靄がたちのぼる湖面を

何処までも漕ごう

ひとつの舟で

いつか見た岸も

まだ見ぬ湖底も

僕たちには優しい

 

 

どんなに迷っても

心配はいらない

湖面の下は限りなく青く

どこまでも深い

水は決して涸れず

何度でも雨となり

僕たちを濡らす

 

 

揺れながら

抱き合っていよう

耳を澄ませばわかる

森が出来たときから

すべてはここにある

美しいこの場所

あなたと僕が

何度も生まれる場所

 

 

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