君の頬は紅潮して

篝火の炎に照らされている

僕はもうずっと前から

この炎すら幻影だと気づいていた

 

 

悪霊はどこにでもいる

時には一人で時には大勢で

そしてまた時には巨大な力を持って

 

 

君が笑い

君の友も笑う

屈託のない表情に

僕の心は和みそうになる

でも

君たちの隣には悪霊が座っている

 

 

僕の声が聞こえないの?

悪霊は必ず君たちの体を蝕む

遅かれ早かれ

破局は訪れる

 

 

悪霊を呼んだ彼ら

操ることもできないのに

悪霊のもたらす快楽に踊った

いや、いまだに踊り続けている

今や彼らは

悪霊と共存できると騒ぎ立てている

 

 

悪霊の一番近くで暮らす君たち

そのたくましい腕で土を掘り

そのプライドで魚を狩る

そのうち

君たちの腕は細り

自我すら失われるだろう

悪霊に汚れた草を食み

悪霊の巣食う肝臓を飲み込むのだから

 

 

君たちは狼と共にあるべきだ

僕と同じように

悪霊の匂いを嗅ぎつけ

悪霊を放つ者の正体を見透かす

狼が教えてくれる

本当の敵を

矢を放ち

奴らの汚れた心臓を撃ち抜け

 

 

悪霊と暮らすだと?

思い出せ

悪霊はこの世のものではない

彼らが呼んだのだ

悪霊たちがお前の心臓に針を刺し

お前の血族の身体を這い回る時

思い出せ

悪霊はこの世のものではない

それを許すなら

彼らがお前の血族の身体を撫でることになる

 

 

狼は間違えない

教えてくれる

新月の夜であっても

必ず伝えてくれる

誰を撃つべきか

 

 

狼と共にあれ

 

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